NPO法人いわてパノラマ福祉館

就労は生活の糧を得る手段だけでなく、人間の生き方を左右します。
そして人間形成において重要であり、人間にとって就労は自己実現に不可欠なものです。

「労働が人間をつくる」

といわれるように、就労は人間形成と不可分の関係であり、
社会的存在である人間にとって働くという行為が有する意義の重要性を理解し、
各人の意欲や関心に基づく職業の自主的選択能力を培い、就労を通じた社会的自立を促すことが重要です。
就労による社会参加により社会生活を営むことで、よりレベルアップされた自己実現につながります。

そこで職業的・社会的自立を図るために、職業教育訓練の重要性があげられます。

職業教育訓練による雇用機会の拡大を図るためにも、職業意識の啓発・専門的な知識や技能・職業観の醸成・勤労観の醸成・進路選択能力の育成・訓練の可能性の培養等、総合的な職業能力の蓄積をはかり、個を意識した職業教育訓練が必要となります。

しかし、社会的に多様化している現代においては、就労の形態も様々な方向からの切り口が必要となっています。社会的ニーズと就労者のニーズを的確に捉えマッチング、あるいはマネジメントしていくことが、安定した就業機会の確保につながります。
あるいは雇用条件と職業能力のミスマッチの解消、新規雇用機会の創出、新しい就労形態の確立、個々の適性や能力及び地域の雇用ニーズに応じ、就職に必要な機会の拡充を図ることもさらに付け加える必要があります。

このような状況を踏まえ、当法人は、障がいを持った方で就労を中心とした社会的支援を必要とする方を対象に、職業教育訓練を中心とした就労支援のサービスを提供する体制の確保、適切な利用の推進を目指し、地域・社会参加を支援する活動を通じて、各種関係機関や地域社会との連携を図り、地域社会づくりや地域福祉の発展に寄与することを目的とします。